2009年09月11日

なぜか気持ち悪い

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 “お邪魔ムシ”第九弾は、この2〜3年目に付き始めた「花鑢」(はなやすり)。

 文献を紐解いてみますと、“ふつうのシダ類とかけ離れた系統とされて、見かけ上もかなり違っている。アリが前葉体を地中に引き込んで繁殖が行われるという意見があり、さらに菌類と共生しているなど、変わった生活ぶりの一群(後略)”とあります。

 豆狸ンちでは、1鉢を除いてバラ科の鉢にしか確認できないのも、このあたりに理由があるのかもしれません。

 小さな鉢からたくさん顔を覗かせてる様は、あまり気持ちのいいものではないので、見つけ次第退去願っています。

 和名の由来は、“胞子葉が花のように見え、胞子嚢穂が「鑢」(やすり)のように見えるので「花鑢」の名がついた”とあり、実物を見ると思わず納得。

 しかしこれらの「花鑢」、豆狸ンちの唯一の「花鑢」の置き場から一番遠い位置にあるはずなのに…。やっぱり、アリが運んできたのかなぁ?

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■花鑢■【Ophioglossum】
ハナヤスリ科

参考文献;
『写真でわかるシダ図鑑』トンボ出版
『野外観察ハンドブック シダ植物』全国農村教育協会



ラベル:花鑢 ハナヤスリ
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2009年09月08日

黄金シダ

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 “お邪魔ムシ”第六弾は、「黄金しだ」(こがねしだ)。2.5号鉢に挿し芽したものをいただいて、もって帰ってきたのが運のつき。気がつけば、棚場を席巻しているではありませんか。

 「前葉体」のときは「コケ」と区別がつきにくく、「黄金しだ」と気付いたときには既に遅く、硬い根がはって抜きたくても抜けない状態になっています。

 「イワヒバ」の同属種で、青葉・紅葉ともに綺麗ので持ち込まれたようですが、国産の「イワヒバ」の繊細な葉芸に比べて、かなり大味なことは否めません。

 ちなみに「イワヒバ」は、“岩の上に着生し、檜の葉に似た葉を放射状につける”ので、この名前があると言われています。漢字で表記すると、まさに「岩檜葉」。

 本来の「コガネシダ」というのは、別種のオシダ科イワデンダ属【Woodsia macrochlaena】の和名なので、誰がつけたのかわかりませんが現状かなりまぎらわしい状態になっています。

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■黄金しだ■【Prothallus】
シダ類イワヒバ科イワヒバ属【Selaginella tamariscina (Beauv.) Spring】

参考文献;
『シダを楽しむ』栃の葉書房
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2009年09月07日

前葉体

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 “お邪魔ムシ”第五弾は、「前葉体」(ぜんようたい)。あまり聞きなれない、この「前葉体」って言葉。

 シダ類の代表的な状態の一つで、文献を紐解いて見ますと、“胞子が芽を出して育つと、径5mmほどのハート型など小さい姿で地面に張り付いて生活する”とあります。

 この状態のことを「前葉体」といって、よく目にしている胞子を作る「胞子体」と違い維管束や根がないのが特徴で、この二つの状態を交互に繰り返してシダ類は、世代交代を行っています。

 豆狸ンちの状況から判断して、この「前葉体」はシダ類イノモトソウ科の「井の許草」(いのもとそう)じゃないかと思っています。

 「胞子体」になると根がまわって抜きにくくなるので、この状態のときにマメに抜いておかないと、後で抜けなくなって大変なことになってしまいます。

 以前抜くに抜けず、「胞子体」を力任せに引っ張ったら根鉢ごとポン★ 抜けた根鉢をよく観察してみると、根鉢をガーゼでくるんだようにがっちりと黒い根っこが包んでいました。

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■前葉体■【Prothallus】
シダ類

参考文献;
『写真でわかるシダ図鑑』トンボ出版
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2009年03月24日

クルクルクルル

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 冬のさなかは青葉があっても色褪せて、イマイチ活力には乏しいですが、チョッとでも暖かくなってくると、動きが見え始めます。

 「姫亀甲一葉」(ひめきっこうひとつば)の太根が、ポツポツっとしてきたかと思うと、クルクルっと巻いた可愛らしい新芽が顔をのぞかせ始めました。

 この新芽の可愛さ、青葉の清涼さを知ってしまうと、シダ類からはなかなか離れることができなくなってしまいます。

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■姫亀甲一葉■
シダ類ウラボシ科

春うらら 花粉のあとは 黄砂かな?

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2009年03月05日

まるで、食べられそう

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 地上部のなくなった「深山裏白」(みやまうらじろ)から、クルクルっと巻いた可愛らしい新芽が顔をのぞかせ始めました。

 「ゼンマイ」や「コゴミ」みたいで、まるで食べられそうですが、口にしたことはありません。

 お正月飾りに使われる一般的な「裏白」(うらじろ)と違い、かなりコンパクトな固体で、鉢植えで充分楽しめるところが、「深山裏白」の魅力です。

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■深山裏白■【Cheilanthes brandtii.】
シダ類ウラジロ科

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2008年08月27日

ポツポツ@常磐忍

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 樫木蘭「金牡丹」(かしのきらん「きんぼたん」)と一緒に植え込んでる、「常磐忍」(ときわしのぶ)。猫の尻尾によく似た「常磐忍」(ときわしのぶ)根っこのあちこちに、ポツポツと吹き出物。

 出来たと思ってると、プックリとふくれ始め、あっという間にそこからゼンマイが……ではなくて、若芽が顔を出しました。

 最初はクルクルっと巻いた姿が可愛いものの、大きくなり始めると一気で、葉っぱが展張し始めると可愛さも何処へやら。

 たぶん、この部分を切るとそのまま殖えると思うので、切って小さな「常磐忍」を作っても面白いのですが、とりあえず今回は何もしないことに。

 それにしても去年まではこんなことなかったのに、今年はそこらじゅうからポツポツ。豆狸ンちの環境に上手く合ってくれてるのならいいんですけど、一抹の不安が横切る豆狸でした。

■常磐忍■
シダ類シノブ科/流木植え/樫木蘭「金牡丹」と混植

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2007年10月26日

鬼面童子

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 剣の良く出た、元気な軒忍「鬼面童子」(のきしのぶ「きめんどうじ」)です。二鉢とも静岡県産ですので、一鉢にまとめることにしました。

 豆狸のシダ関係の必読書『シダを楽しむ』のノキシノブの項に、“湿らせた水ゴケで根を玉上に軽く包み、ラフィアか極細のシュロ縄で縛ります。(中略)加湿は嫌いますが空中湿度を好むので、年間を通じて明るいフレーム内で管理します”とあります。

 それを参考に、まず鉢から抜いて根の状態を確認。今回根洗いはしないことにして、2株を見栄えのいいように組み合わせます。

 あわせ面をすり合わせして、2株の間に炭をはさんで、1株に見えるように形を整えます。次に周りを水ゴケでくるみ、輪ゴムで仮止めしておきます。

 今回は鉢底石には、炭の砕いたのを代用して専用用土で植えつけます。コケがないので、あとで殖えた鉢を見つけて、おすそ分けしてもらおうと思います。

 うまく持ち込んで、この鉢一杯になりますように。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■軒忍「鬼面童子」■
シダ類ウラボシ科/株丈11.5cm/左右12cm/鉢;お手製「三つ脚・中深鉢」
ラベル:鬼面童子 軒忍
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2007年10月10日

もうこひとつば

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 こっちは「もうこひとつば」(漢字で書くと「蒙古一葉」?)として手に入れた一鉢です。持ち込みが長いのか、葉っぱも小さくて株もカチッとしてるので、コレはコレで独立した一鉢にすることにしました。

 もともと植えられていた鉢は、鉢自体好きではない宜興竹鉢風。高台の作りが悪くて安定がすこぶる悪いので、この際代えることにしました。

 鉢をひっくり返して鉢穴から指で押したら、浅鉢と言うこともあってスッポリと、簡単に株が抜け落ちました。

 そのとき作業をのぞいていた母狸が、蟻、ぎょうさんいてるで=B慌てて鉢を覗いてみたら、鉢の中は急に光を浴びたアリたちがパニック状態。

 現状が飲み込めずにウロウロしてるのや、慌てて卵をくわえて運び出そうと躍起になってるのがいる中に、数匹の羽蟻も右往左往しています。

 あっちゃぁ〜、こんな小さな3号(9cm)の鉢の中に、分封したばっかりなのか、今からするのかわかりませんが、蟻が巣を作ってるではありませんか。

 このまま植えつけたのでは、蟻の巣も一緒に持ち込むことになりますので、かわいそうですが株を水につけて、蟻さん達には全員退去していただくことにしました。

 植替作業中、ポツポツ出てくる居残り組みを取り除きながら、植替完了。植替してると、いろんなことがあって、どうするか考えるって楽しいですねぇ。

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■もうこひとつば(蒙古一葉)■
シダ類ウラボシ科/株丈7cm/左右18cm/鉢;常滑「竜岳」
ラベル:一葉
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こひとつば

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 「モウコヒトツバ」と表記されて山野草店に出回ってる、中国原産の「こひとつば」(漢字で書くと「小一葉」?)です。

 葉っぱの表の緑色と、裏の茶色のコントラストが秀逸で、ちょうど「寒ぐみ」の葉っぱに似ています。白い細かな散り斑が特徴的で、さわり心地は一見カシカシしているものの、表面のピーチスキンがお気に入りです。

 コツコツと集めて4鉢。一緒に植えようと思っていたのですが、ジックリと見比べてみて、葉っぱの大きい3鉢を1鉢にまとめることにしました。

 3鉢をプラ鉢から抜き、“根洗い”はせずに株をサッと合わせて植えつけます。植替が済んだ後は、2週間ほど半日陰の所に置いて“養生”させます。

 株が殖えて、この鉢一杯になって溢れるのを楽しみに、持ち込んでいきたいと思います。

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■こひとつば(小一葉)■
シダ類ウラボシ科/株丈11cm/左右22cm/鉢;3号信楽山野草鉢
ラベル:一葉
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2007年10月09日

へらしだ

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 “ちいさなヘラシダ”ということで入手した、「へらしだ」です。置き場所がよかったのか葉数も増え、株も倍以上に大きくなって元気一杯。

 葉っぱが通常サイズよりは小さいとはいえ、豆狸んちに来た頃よりは大きくなって、“ちいさな”とはいえなくなりましたが、厚い革質の葉っぱの中に変化葉の際立った面白い株になりました。

 元気なおかげで鉢から溢れるようになったので、今回思い切って植え替えることにしました。鉢から抜いてみると、100%“水ゴケ植え”。豆狸としては水ゴケではなくて、豆狸ブレンドの専用用土で植えます。

 まずは水ゴケの除去。荒事用の鋏で根を切らないように注意して、不要な水ゴケをザックリと切り取ります。今回は“根さばき”はしないで、ある程度水ゴケを残した状態で植えつけることにします。

 用意した浅鉢に、鉢底網をしき・鉢底石を一並べ・マグアンプKを入れてから、根に触れないように用土で蓋をします。鉢底中央に炭を置いて用土をかけて中高にして、植え付け準備完了。

 余分な水ゴケを取り除いた株を、中高になった部分にかぶせ、水ゴケと鉢の縁とに段差がつかないように指で押さえて馴染ませていきます。

 安定したら鉢穴から通したアルミ線で、水ゴケ部分の間を貫いて目立たない位置で結束して固定します。後は隙間に土を入れて、コケを貼って完成です。

 ぜんぜん見た目の変わった、面白い一鉢が出来上がりました。

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■へらしだ■
シダ類イワデンタ科/株丈8cm/左右17cm/鉢;常滑「竜岳」
ラベル:へらしだ
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2007年09月05日

コガネシダ

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 昨日書いた「椹」を見ていたら、棚場のあちらこちらに似たような葉っぱがチラホラ見えるではありませんか。

 よく見るとコレが皆「黄金しだ」(こがねしだ)。平成9年10月25日、今から10年前に戴いた1鉢から、知らず知らずのうちに胞子が飛び回って増えているのでした。

 葉っぱは秋になると奇麗に黄葉し、冬になると葉を内側に巻き込んで枯れたようになります。盆栽の展示会で席飾りの添えや、草物盆栽として混植されてるのをよく見かけます。

 今回ブログに書くに当たって、もう一度調べてみてビックリ。同じ名前で種類の違うシダが2種類あることがわかりました。

@イワデンダ科/分布:本州、四国、九州、朝鮮半島、アムール地方、中国大陸北部/【学名】不明

Aメシダ科(旧オシダ科)/分布:本州、四国、九州/【学名】Woodsia macrochaena Mett. ex Kuhn

 さらに調べていくと、豆狸のシダ関係の必読書『シダを楽しむ』のイワヒバ(いわひば科イワヒバ属)の項に、“コガネシダ(黄金シダ)とか、クラマシダなどという同属のシダが売り出されていますが、いずれも国外からの移入種”との一文があります。

 豆狸としては写真を見比べた結果、@と同じ物と断定したのですが、葉っぱの見た目、冬の状態のことを考えて、『シダを楽しむ』説のイワヒバ科を指示することにしました。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■黄金しだ■
シダ類イワヒバ科/株丈9cm/左右22cm/鉢;丸型鉢
ラベル:こがねしだ
posted by 豆狸 at 08:40| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | シダ類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月09日

井の許草

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 シダの本を読んでいたら、“シダ好きならずとも、この種類は知っているというほど身近なシダで、明るい日陰の石垣の隙間か路傍などに普通に見られます。「井の許草」(いのもとそう)と言うと、いかにも湿った場所に生えるように思えますが、この仲間は水はけの良い場所を好みます”という一説がありました。

 “身近なシダ”と言われても豆狸としては、知りませんし見たこともありません。そんな時何気に棚場をまわっていたら、大文字草の棚で先代がいなくなった鉢に、葉っぱの形の変わっているのを発見。

 鉢を手にとってよく見てビックリ。特徴のある葉っぱから、コレがまさかの「井の許草」。本に書いてあった通り、こんな近場であっさりと見つけてしまうとは…。こんなことって、あるんですねぇ?

 ジックリと観察していたら、細かくヨレた葉裏の両側にビッシリと胞子が付いてるではありませんか。子株が出来にくいと言われてる「井の許草」、胞子の熟す9月に“胞子播き”で殖やしてみることに挑戦してみるつもりです。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■井の許草■
シダ類イノモトソウ科/草丈14cm/左右17cm/遊児
ラベル:井の許草
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2007年06月11日

常磐忍

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 「常磐忍」(ときわしのぶ)の大株です。

 盆友からの、戴き物です。友人は甲子園球場近くのマンション住まいなのですが、実家が偶然豆狸んちの近く。

 ご両親のおられなくなった実家を、月1回掃除と整理をかねて通われてる帰りに、豆狸んちに持ってきてくださったものです。

 戴いた当初から見たことも無いような大株で、聞くところによると昔の“お屋敷”って呼ばれていたところには、必ずこうゆうのが対であったとか。

 一気に、“豆狸んち大きい鉢植えランキング”1位に躍り出た「常磐忍」。置き場所に困っていたら偶然思いついた北東の角に置いてみたら、ぴたっとハマってしまったではないですか。

 コンクリートとはいえ、じかに置くのに抵抗があったので、信楽で中国で焼き物のときに使われた鞘を買ってきて、伏せた上においています。

 以来6年、台の鞘をも根茎が包み始めさらに大株になり迫力の増した「常磐忍」、ずぅ〜と豆狸んちにいた古株のような顔をして、角に鎮座増しまして折られます。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■常磐忍■
シダ類シノブ科/草丈30cm/左右45cm×前後50cm/鉢;駄温鉢
ラベル:常磐忍
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2007年06月10日

獅子葉いわでんた

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 「獅子葉いわでんた」です。

 岩場に自生してる、夏緑性の小形のシダです。“でんた”は漢字で書くと「連朶」となって、枝が連なってるように見えるさまを言ったようです。

 変化葉の多いシダ類の中でも、代表的な“獅子葉”です。変化葉にも安定した株と、不安定な株があって、不安定な株の場合ヘタをすると“先祖帰り”を起こしてしまって、極普通の「いわでんた」になってしまいます。

 幸い豆狸んちのは、変化の安定した株なので、毎年“獅子葉”を楽しませてくれています。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■獅子葉いわでんた■
シダ類イワデンタ科/草丈8cm/左右18cm/鉢;お手製『珠鉢』
ラベル:いわでんた
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2007年06月07日

蒙古一つ葉

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 こじんまりと可愛らしい「蒙古一つ葉」(もうこひとつば)です。

 いつもお世話になってる山野草店のご主人さんに「「もうこひとつば」って、ホンマに蒙古産?」と、たずねて見ると「ホンマ。「アッツ桜」とは違うでぇ」とのお答え。

 そこで調べてみると、同じシダ類の「カタヒバ」や「ハリガネカズラ」の仲間が、戦前の歴史的な背景もあって、趣味家や愛好家の手によって日本に持ち込まれていたことがわかりました。

 「もうこひとつば」も同じような経路ではいってきた物が国内で繁殖され、市中に出回っているようです。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■蒙古一つ葉■
シダ類ウラボシ科/草丈8.5cm/左右13cm/鉢;変わり山野草鉢
ラベル:一葉
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2007年06月03日

立葉甲龍獅子

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 一つ葉「立葉甲龍獅子」(ひとつば「たちばこうりゅうじし」)です。

 文化文政時代の珍品奇品ブームの影響で、イワヒバやシノブ、マツバランのシダ類も、葉の変化を追求する“変化葉”がもてはやされ、各地の山野に珍品が求められ多くの品種が登場しました。

 一つ葉ではそれらを“獅子葉・孔雀葉・鋸葉・烏帽子葉・斑入り葉”の系統に整理され、変化の各段階で固定した物を銘品としました。

 今回の「立葉甲龍獅子」も、その特徴を持った一品です。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■一つ葉「立葉甲龍獅子」■
シダ類ウラボシ科/草丈23cm/左右23cm/鉢;山野草鉢風プラ鉢
ラベル:一葉
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2007年06月02日

柚子葉一つ葉

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 「柚子葉一つ葉」(ゆずはひとつば)です。“一つ葉”は、葉柄一つに葉が1枚というわかりやすい姿をしています。“柚子葉”は、葉の表面が柑橘類の「柚子」の皮のように、ザラザラ・ボコボコになっている状態のことです。

 関東地方以西に自生する常緑の着生シダで、古くから禅寺の庭などに好んで植えられていました。鉢で出回り始めたのは、近年のようです。

 ヒトツバ属のシダは、根茎に養分を蓄積していないので再生力が無いので、葉を切ってしまうと株が枯れてしまうので、注意が必要です。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■柚子葉一つ葉■
シダ類ウラボシ科/草丈23cm/左右18cm/鉢;良峰
ラベル:一葉
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2007年06月01日

葵の舞

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 岩沢瀉「葵の舞」(いわおもだか「あおいのまい」)です。“岩沢瀉”というのは、葉っぱの形が水生植物の「おもだか」に似ていて、岩に着生していることが多いところから、この名前があります。

 北海道から九州までの日本を中心に自生する、ヒトツバ属のシダです。「ひとつば」が主に里山中心に自生してるのに対して、「おもだか」は山地の岩や樹上に着生しています。

 「葵の舞」は“岩沢瀉”の変化葉の一つで、今回置き場種が悪かったのか、葉がチョッと痛んでしまいました。

 ダメージがあったり環境が変わったりすると、“先祖がえり”をおこして普通の“岩沢瀉”の葉になってしまいますので、注意しなければと思っています。

 もうチョッと株大きしたいし、根が回ってるみたいやし、鉢もおうてないから、今度植え替えよぉっと。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房

■岩沢瀉「葵の舞」■
シダ類ウラボシ科/草丈15cm/左右14cm/鉢;白磁絵付け六角鉢
ラベル:岩沢瀉
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2007年05月30日

子猫

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 今日は、“極姫綴化トキワシノブ「子猫」”です。ブログに書くのであらためて調べてみて、日本固有と思っていた「トキワシノブ」が外来種ということがわかってビックリ。

 いつ頃日本に持ち込まれたかはわからないようですが、台湾に自生する「タイワンシノブ」が原種ではないかといわれています。

 名前にある“綴化”(てっか)とは、物の本を紐解いてみると“茎が扁平な形に変化することをいい、茎の茎頂部が帯状に広がるか、いくつかの枝が一平面に癒着するために起こり、園芸的に珍重されています。帯化(たいか)・石化(せっか)ともいいます”とあります。

 よく種苗メーカーのカタログに載ってる「石化トキワシノブ」とは、同じものということです。

 この「トキワシノブ」は、その中でも“極姫”性ということで、山野草店のご主人さん自らが「子猫」と銘名された物で、一般的には認知されていないと思います。

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参考文献;『シダを楽しむ』栃の葉書房
       『ビジュアル 園芸・植物用語事典』家の光協会

■極姫綴化トキワシノブ「子猫」■
シダ類シノブ科/草丈14cm/左右19.5cm/鉢;風蘭鉢

ラベル:常磐忍
posted by 豆狸 at 10:17| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | シダ類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

夜叉薇

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 もともとは10年前に「姫とくさ」として入手したのですが、「姫とくさ」が無くなって一緒に入っていた「シダ」と「雪の下」が残って一鉢を形作っています。

 今回ブログに書くにあたって、この「シダ」をチャンと同定しようと思い、葉っぱから調べてみることにしました。

 葉っぱの“小羽片全縁”という特徴から、「ゼンマイ」と判明。続いて図鑑の写真と見比べてみて、「夜叉薇」(やしゃぜんまい)と判明しました。

 「夜叉薇」は「ゼンマイ」の近縁種で、川の渓流沿いの増水すると水につかるような場所に自生して、“渓流植物”と呼ばれてるそうです。

 増水して水につかっても、水の流れで葉が壊れないように葉の間隔を広くしてその上葉の形を流線形にすることで、水の抵抗を少なくするようにしています。

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参考文献;『葉によるシダの検索図鑑』誠文堂新光社
       『野外観察ハンドブック シダ植物』全国農村教育協会

■夜叉薇■(鉢の3分の2以上を「雪の下」が占拠)
シダ類ゼンマイ科/草丈15cm/左右13cm/鉢;3号山野草鉢
ラベル:夜叉薇
posted by 豆狸 at 15:39| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | シダ類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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