

日本の野菊の中で、一番大きな頭花を持ってる「浜菊」(はまぎく)の挿木5年生苗です。「浜菊」は茎が完全に木質化する低木で、日本のキク科では完全な木本になる珍しい種類です。
そろそろ根もまわっていそうなので、植え替えを期に一鉢にまとめることにしました。2号駄温鉢から出して、土を落とします。
ジフィーポットに挿木した物なので、ピートモスはきれいに取れるものの、包んでた不織布が細根に絡んで、なかなか取れにくいのが難点。挿木床に使うかどうか、検討の余地がありそうです。
3株を見栄えがいいように組み合わせて、輪ゴムで仮止めして植えつけます。長い2本の茎が暴れてるので、アルミ線で引っ張って完成。
「浜菊」と鉢がうまくマッチして、艶のある新芽が春を感じさせてくれる、可愛らしい一鉢が出来上がりました。



参考文献;『日本の野菊』山と渓谷社
■浜菊■
キク科/草丈17・5cm/左右10cm/鉢;お手製「珠鉢」