
ちなみに取木って言うのは、“親木の枝や茎の一部を傷つけたり皮をはいだりして発根させてふやす方法”で、小品盆栽をする上で必須のテクニックです。
鉢から抜いてみると、心配していたほどのダメージは無くてホッと一安心。ただ長期間植え替えなかったせいか、1株だったのが自ら分かれて2株に分離しています。


根洗いをして枯れた幹を取り除くと、かなり寂しい感じになるので、急遽取木をした方の株と寄せて植えつけることに。

同じように取木をした方も根洗いをして掃除をした後、台木と組み合わせて見ます。いいポジションが見付かったので、輪ゴムで仮止めした後、アルミ線で本止め。



座の面白みが目立つように、アルミ線でコイルを作って高さを調節。位置が決まると鉢底穴から通したアルミ線で、しっかりと固定します。


土を隙間無く突きこみ、仕上げにコケを貼って完成。取木をかけて2鉢に分かれた1本の樹が、今回又一つの鉢に収まりました。

上手く根っこが絡み合って、一体化しますように。
■八手■【Fatsia japonica】
ウコギ科
参考文献;『失敗しない さし木・とり木・つぎ木』成美堂出版
◆昨日のテロリスト・ニュース◆
本日何事も無し。この平穏が続きますように。
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